フエブログ

横笛を作ったり吹いたり ハンドメイド、天然石、ガーデニングなど

二越ちりめんの仙翁岩菲の花


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実は写真でしか見たことのないガンピの花。

「ガンピ」と呼ばれる植物は2種類あって、「雁皮」は雁皮紙の原料になる低木の名前、「岩菲」はナデシコ科センノウ属の花の名前です。

仙翁岩菲は岩菲の別名だけれど、仙翁と岩菲は別の花らしい。

どちらにも花色、形のバリエーションがあって何が違うのか良くわからない…?

仙翁の方が赤の濃い朱赤の花色と。


花弁の先に細かな切れ込みがあって一方は白の絞りが入っています。

花の作り方は、撫子と同じです。

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岩菲は観賞用の栽培種として中国から日本に渡来したようですが、山の花のイメージがあります。

緑陰の中にこの紅色にははっとさせられることでしょう。

見たことないけど。


浅草につまみ細工材料の専門店があると聞いて行こうと思ったらなんと今日はお休み。

暑熱の中浅草寺近傍はものすごい人出で

足をのばして待乳山聖天今戸神社に参拝してきました。

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涼しげな風が抜ける待乳山聖天

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カフェのような今戸神社

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天藤の天丼でお昼ごはん。甘辛タレがおいしい。

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スカイツリーが空に映えていました。

 

コットンの睡蓮の花

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夏に咲く水上の花、睡蓮です。

名前の由来は夕方になると花を閉じて眠るから。

蓮の花の仲間のように思われがちですが、分類学的にはそれほど近くはない別の種です。

見分け方としては葉に切れ目があるのが睡蓮、ないのが蓮。

温帯の睡蓮は花も葉も水面で咲き、蓮の花は水上に頭を高く掲げて咲きます。

モネが描いたwater liryが睡蓮で、お釈迦様が乗っているのが蓮の花。

どちらも好きな花です。

 

材料はコットンの布で、花弁は剣つまみを潰して反らせています。

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花弁の内側は布の断端が見えてしまうので、隠すように閉じ気味の花に。

丸い葉は良い作り方が思いつかずてきとうになってしまった。

  

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和紙のつまみ細工 剣つまみの花

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薄手の和紙でつまみ細工を作ってみました。
 
正方形に切るのかんたん、糊もすぐにくっついて楽ちん。
布より色柄が豊富に手に入りやすくてコストも安いところに可能性を感じます。
 
作り方。
要するに剣つまみですが、
剣つまみを作ったところでもう一折りしてクセをつけ、あらかじめ花弁を開いておきます。
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折ったところに糊付けして並べて出来上がり。
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二段に重ねる時はお尻の余計な折り端はカット。
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ボンドをのせて花芯用ペップ接着。
 
ラッカーとか塗ればアクセサリーになりそうです。

青水晶の日々–2 マラガ産青水晶、デュモルチェライト入り水晶

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最近入手したマラガ産の青水晶。

iPadのレンズの前に構えたルーペが映り込んでしまってます。

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沈んだ暗い青、青灰色、ニュアンスのある色合い。

この色合いは水晶そのものではなく、内部に含まれるアエリナイトaeriniteによる着色です。

アエリナイトは鉱物として確立されたのは1988年と近年になってから、中世には顔料として使われたという青い石。

アエリナイト入りの青水晶はもともとスペインのマラガだけでしかとれない上に、乱掘によって生産は減少。なかなか店頭では見かけない石です。

柱面を作らず低く成長した形も、色も一見地味ですが、奥深い魅力があります。

一般に青水晶というと、このアエリナイトによる青水晶と青電気石による青水晶が代表格です。

 

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そしてデュモルチェライト入り水晶。

水晶が青いというよりは、

透明水晶の中にインクルージョンが入っているのは明らかなのですが、水色でも青灰色でもインディゴでもないこの鮮明な青を青水晶と呼びたい。

 

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青いまり藻のようです。もこもこしています。

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輝く青の絨毯。

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瑞々しい水晶にブルーが浮かぶ原石。

 

デュモルチェライト・イン・クォーツは2014年にブラジルで発見されたばかりの稀少な水晶です。

出回りはじめた頃は鉱物ショップで売り切れ表示ばかり見て残念な思いをしていたので、その後つい何個も買ってしまった。

「限定」「売り切れ」に弱い人間心理の罠です。

 

今はそれなりの数を安定して見かけるようになりました。

今後枯渇してさらに稀少価値が増すのか、鉱脈が発見されて供給量が増えるのか?

店頭に出る石が高くても安くてもドキドキします。

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これもリーベカイト入り水晶、として売っていましたがたぶんデュモルチェライト。

 

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つまみ細工 八重咲きの山梔子 (クチナシ) の花

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夏の花。
クチナシの花、八重咲きです。
花弁の作り方はツツジと一緒です。

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二越ちりめんが材料で、花弁大 (4センチ) が6枚、小 (3センチ) が7枚。

雌しべ用に黄色、2センチ角2枚。

デンプン糊で作った大きい花弁を土台布にボンドで並べ、

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雌しべを囲むように小さい花弁を葺きます。

雌しべは剣つまみ2つを背中合わせにしたもの。

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半ば雌しべを隠すように。

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葉は剣つまみ。5、6、7センチの布を使いました。

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完成。

中心の花弁を真ん中に集めるように立たせます。

 

つまみ細工 向日葵 ヒマワリの花

 

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二越ちりめんの向日葵の花
久しぶりに人から花を貰ったのでつまみ細工にしてみました。
 
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最初ガーベラかと思ったら小型の向日葵。
向日葵は、たくさんの花が集まってできる集合花で、
花びらの1枚が1個の舌状花、中心には多くの管状花が集まって周辺から咲いていきます。
開花した管状花からは成長した雌しべが飛び出しています。
 
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手芸店で売っているボタン用の土台、直径4センチ。
緑の布でくるんでボンドでとめます。
黄色い布を2.5センチ角にカット、24枚。
管状花の雌しべ用、ペップの玉をとった、紙のこよりみたいなところを短くカットして使います。
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舌状花用 丸つまみの花弁を周辺に貼っていきます。
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花弁をつまんで、下側をカットして、潰します。
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黄色と緑の布の小片を立体的なでこぼこになるようにデンプン糊で中心に貼ります。
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絵具で黄色くしたペップの芯部分をボンドで管状花部分につけていきます。
最初ループ状に作ろうとしましたがうまくいかないので真っ直ぐのまま。
植毛気分で、飽きるまで。
緑の布で丸つまみの葉を作り、先端にデンプン糊をつけてつまんで鋭角にします。
 
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単品だと今ひとつ向日葵らしさが足りないです。
ペップ部分は自己満足に終わった感が。
管状花は茶色にしてもう少し広くしてみたら良いかも。
 
ヒマワリ別バージョン作りました

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青水晶の日々-1 青電気石入り水晶、緑閃石入り水晶

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左 : 青色電気石 (トルマリン/ インディゴライト) 入り水晶ミニクラスターブラジル産

右上: 青色電気石入り水晶 アフガニスタン

右下 : 緑閃石 (アクチノライト) 入り水晶

 

アメジストが紫色であるようにシトリンが黄色であるように、

青い色の青水晶は天然では存在しません。

青水晶と言われるものは、基本的にはインクルージョン (含有物) による着色です。

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まだ梅雨が明けきらない空の色。

 

ホームセンターでルーペを買ってきました。

iPad miniプラス20倍ルーペで拡大観察。

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ミニクラスターの内部に針状のトルマリンが内包されているのが良く分かります。

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アフガニスタンの結晶。内部に焦点があっていないのかトルマリンの結晶が小さいのか、より均一でミルキーな色合いです。

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アクチノライト、緑閃石はその名の通り鉄分の量に応じて緑色を示す鉱物で、

翡翠 (ネフライト)の構成成分でもあります。

ここでは青灰色の色調。

落下する雨のように方向の揃った線状の構造物が見えます。

 

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ブルーベリーとミルクソーダのゼリー

氷用の蜜、ソーダ味で着色。

物憂げなグレイッシュブルーを目指したけど、ミルクを混ぜる時にためらってしまいました。

 

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青のインクルージョン

向かって左から パパゴアイト入り水晶、アホイト入り水晶、ギラライト入り水晶。

 

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