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ヘミモルファイト 結晶さまざま

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異極鉱:ヘミモルファイト

写真上:産地不詳

写真右:メキシコ産 板状結晶

写真左:コンゴ共和国産 球状結晶

 

ヘミモルファイトと言えばスカイブルーのものが人気ですが、青色の原因は銅の混入で、本来無色〜白色の鉱物です。

肉眼で見えるほどの大きさの結晶になることはまれですが、結晶の両端の構造が異なっているのが特徴で、ギリシャ語の半分「hemi」形「morphe」が名前の由来、日本語名もそのまま異極鉱。

 

また結晶の性状としてはコロフォーム colloform構造。

コロフォーム構造とは:

 薄膜が同心球状に集合して形成される鉱物の集合形式で,

 切断面には同心円状の特徴的な模様が現われる.

     〜コトバンクより

 

つまり小さな結晶の上に結晶が成長してブドウ状に隆起した結晶を作る、という理解でいいのだろうか。

結晶の片方がもう一方より大きいので扇状球状になると。

シャーベット状に見えるヘミモルファイトの断面もよく見ると細かな板状結晶が層をなしているようです。

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 マイナーな鉱物って、値段はあってないようなものですね。
 
ダイヤみたいに等級が決まってるわけではなく、色も形も透明度も様々で比較するのも難しい、とはいえ幅が大きいです。
パワーストーン・スピリチュアル関連は割高、鉱物標本店も強気の値段付け、ビーズ販売サイトのおまけの原石コーナーあたりが時にお買い得だったりする印象です。
 
ともかく今は石好きには良い時代なのではないでしょうか?
数十年前には子供が山へ入って国産の水晶を始めとする鉱物を簡単に採集できた、とか聞くと羨ましいようにも思えるけど、今はクリック一つで世界の反対側の山奥地中奥深くからの珍しい鉱物が手に入ってしまう。
 
きっとあと100年くらいしたら、いや10年くらいで、みんなヘミモルファイトの素敵さに気付いてしまって、簡単には手に入らなくなるはず。
 
と予想してまた集めてしまうのです。

 

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