フエブログ

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つまみ細工と天然石の野ばらの実

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コットンの布で作った丸つまみの葉とロードクロサイトビーズの野ばらの実

ビーズの留め方は桜の実と一緒です。

hassaku723.hatenablog.com

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近くで見ると少々雑な作り。
ボンドを多用するとどうしても汚れがついてしまいます。
 
インカローズは商品名ですが、
発見された南米アルゼンチンの地では層状に産出されるこの石を、
磨くとばらの花のような模様が浮かび上がるのが名前の由来。
ビーズにも白い模様が出ています。
 
ネットでは
"古くからインカ人によって『ピンク色の薔薇模様を呈した真珠』として大切にされてきた"
 
という説明を良く見かけますが
バラが自生しているのは北半球なのでそれはどうなんでしょう?
南米に自生していたとしても園芸バラのように同心円にたくさんの花弁がつくのじゃなくて
たぶん一重咲きだと思うのです。
 
鉱物名のロードクロサイトも「ばら色の石」というギリシャ語からきています。
西洋では薔薇色がピンク色の代名詞ですね。
 
赤い薔薇は意外に新しくて1792年に中国の品種が交配親に導入されてから。
黄色はさらに下って1900年以降になります。
 
日本の高山に自生するタカネイバラの ばら色。
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透けるような薄い花弁で、園芸バラより繊細で美しいけれど
すぐに散って花期もあっというまに終わってしまいます。
写真は去年の花。
生命力はまさに野生で、生い茂ってすぐに鉢の中でぎちぎちになってしまうのですが
植え替えをさぼって肥料も控えていたら今年はしょんぼりした花が2つくらいしか咲かなかった。
 
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桜もバラ科。